ヴァンパイア十字界1-3巻を読んだ感想
今回読んだのはヴァンナパイア十字界の1-3巻です
前に感想を書いた虚構推理の原作者の城平京さんが、原作やってる漫画です
meinashi-read-book.hatenablog.com
1、2巻では主人公であるストラウスが、
敵対するダムピールや、天敵であるブラックスワンと戦ってる話なのですが、
戦闘描写があるのはほぼここだけで、作品のジャンルはバトルものじゃないです
1、2巻の戦闘描写では、
ストラウスの戦闘力および知略がトンデモスペックであることと、
そのストラウスに対してブラックスワンは圧倒的優位に立てること、
しかしブラックスワンはダムピールに勝てず、ダムピールはストラウスに勝てないことを印象付けるためにあるかな、といった感じです
なので、最初のほうは技名を叫びながら戦っていたストラウスも、
後になると何も言わずに攻撃してます、はい
物語の設定としては、1000年前に存在した夜の国の王であったストラウスが、
かつて世界を滅ぼしかけた自分の妃を取り戻すために戦い、
ダムピールとブラックスワンはそれを止めるためにストラウスと戦っている
という話です
2巻の終わりにまた別の勢力が現れることになるのですが、
そこからは直接的な戦いではなく、政治的な戦いへというか、
暴力だけで解決できない問題に対して、
それぞれの陣営が目的を達成するために動いていく、みたいな形の話になっていきます
バトル物を期待して読み始めると肩透かしを食らうかと思いますが、
虚構推理や、絶園のテンペストを面白いと思う人なら、間違いなく楽しめると思います