銘無しの読書録

読んだ本の感想とか載せていくブログ

オーバーロード4巻を読んだ感想

オーバーロード4 蜥蜴人の勇者たち

オーバーロード4 蜥蜴人の勇者たち

 

 オーバーロード4巻を読んだので感想でも

今回は話の殆どがナザリックではなく、リザードマン勢力の話になり、

ナザリック側はリザードマン勢力の敵対勢力として登場します

何で思いっきりナザリックが悪役なわけですが、

まあそもそも別にアインズ様は正義の味方っていうわけでもないので、今回はそういう話か、というところ

 

で、話の殆どがこれまでのキャラが出てこない状態で進むわけですが……

ぶっちゃけめっちゃ面白かったです!

リザードマン勢力がナザリックに宣戦布告されるところから始まるわけですが、

そこからリザードマン側の主人公であるザリュースが、

他のリザードマン勢力のところに赴き交渉や決闘で仲間を増やし、

リザードマン勢力一丸となってナザリックに立ち向かう!

ヒロインも出てくるし、強敵→倒して仲間な話も出てくるし

めっちゃ王道な話でした!

ザリュースの友であるロロロが、ザリュースのためにその身を呈して敵の司令官のところまでザリュースたちを運ぶシーンとか最高に熱いです!

 

まあとはいえ、オーバーロードなのでダークな部分の話もあって、

ナザリックに勝てないことを想定して部族の一部を避難させる話で、

全種族全員を逃したところで逃げた先で餌の取り合いになるから、

ナザリックとの戦いで間引きするなんていう現実的な黒い話も出てくるので、

作風が極端に変わってるなんてことはなかったです

 

最終的にリザードマン達はナザリックに蹂躙されることになるのですが、

最後の最後まで戦いを諦めなかったザリュース達はかなりカッコよかったです!

 

ナザリック側の出番は少ないものの、指揮を任されたコキュートスの成長が見られるシーンは良かったですね

相変わらずデミウルゴスが余計な気を回しすぎると言うか、深読みしすぎているのも面白いです

 

主役がナザリック側でないのはちょっと……ってなりそうですが、

そんなの気にならないぐらいこの巻も面白かったです