銘無しの読書録

読んだ本の感想とか載せていくブログ

オーバーロード2巻を読んだ感想

オーバーロード2 漆黒の戦士

オーバーロード2 漆黒の戦士

 

 

オーバーロードの2巻を読み終わったので感想でも

1巻と比べると格段に読みやすいというか面白かったです

別段一巻が特別つまらないというわけではなくて、

1巻はユグドラシルの説明だったり、ナザリックの説明だったり、

守護者の扱いだったり、主人公自体が混乱してたりで、

結構な量の説明パートがあり、主人公が活躍するシーンが全体の4分の1ぐらいしかなかったっていうのが、読み進めにくかった理由です

2巻はそのへんの説明パートがほぼほぼ無いので、

物語が始まってすぐに本編だったので、序盤から期待感があってよかったです

 

2巻では主人公がモモンを名乗り、

魔道士ではなく戦士として冒険者という職業について、

名声を得ると共に情報を集めていこうとする話なのですが、

戦士になってもアインズ様が強すぎて、周りの冒険者から一目置かれるわけです、

1巻では最後の方しか見られなかったアインズ様無双が、

序盤から出てくるわけです

 

アインズ様が物語となる舞台の世界について何一つ知らないので、

他の冒険者から聞いて現在の状況なんかを把握していくわけですが、

読んでる人からしてもわからないことだらけなので、

アインズ様が理解するように、読みながら世界観について理解していけるので、

書き方がうまいなあと思いますね

 

まあ1巻でもそうでしたが、アインズ様は別に正義の味方ではないし、

精神的にアンデッド寄りみたいな状態になってるので、

主人公は絶対的に正しくないと駄目なんだ!って人は受け付けないかなあと

王道の物語で言うところの勇者じゃなくて魔王ですしね、アインズ様

とはいえ、だからといってこの巻で悪事を働きました!

なんてこともないし、今回の敵キャラは悪人と呼べる相手だったので、

不快感とかは特になかったです

 

アニメと比べると戦闘シーンの躍動感的なのは流石に負けますが、

アインズ様の行動理念というか、何を考えてそう行動したのか、

みたいな説明部分も長すぎてダレることなく読ませる文章になってました

というか、アニメ見てから原作読むと結構印象変わるシーンが多いので、

アニメ見てる人が読んでも普通に楽しめますよ

次はシャルティアの話で内容も知ってますが、続きが普通に楽しみです

 

 

 

オーバーロード1巻を読んだ感想

アニメが面白かったので、今更ですがオーバーロードを読み始めました

とりあえず1巻読み終わったんですが、

まあアニメを見てて内容は全部知ってたので、

ストーリー的な驚き、みたいなのは一切なかったわけですが、

よく聞くんですがアニメでは結構いろいろ端折られてるっていうのがよくわかりますね

まあ結構分厚い本なので、それをアニメにするにしても、

逐一拾ってたら話数が足りないでしょうから仕方ないんでしょうが

アニメだと割とあっさり守護者たちの忠誠を確認してるところとかも、

結構疑ったり、今は大丈夫でも後々裏切られないように振る舞わないといけない、

みたいなことを考えたりと、地の文がある分、

心情とか考察部分とかが細かく描写されてますね

カルネ村のガゼフにしても、アニメだと初っ端らから速攻友好的になってたけど、

小説だとやっぱり疑ってたり、デスナイトを貸してくれと頼んでたり、

まあむしろ流れとしてはそっちのほうが自然だよなあ、って感じですね

アニメではそういうもんだろうと思ってスルーしてましたが、

アニメ見てから原作読むと、確かにあー、いろいろすっ飛ばされてるな、

って思いましたね

 

 

内容に関してざっと説明すると、

現実世界で営業だった主人公がサービス終了になるネトゲに最後までログインしてたら、異世界へと飛ばされてアンデッドになっちゃった!?

とりあえず状況を確認しつつ、拠点にいる元NPC達を使いつつ、

さてこれからどうするか、おっ、なんだ村が襲われてるじゃないか、

助けに行くか、みたいな感じの異世界転生?ものです

基本主人公勢力が無双するダークファンタジーという感じの作品なのですが、

元は人間であったものの、アンデッドになって以降、

精神状態が人間のそれとは違うようになっており、

人を殺してもなんとも思わなくなって、虐殺シーンとかも普通に出てくるので、

主人公は正義の味方じゃなきゃ駄目だ!って人はあんまり受けないんじゃないかと

1巻だけ見ると、主人公側はそこまで悪いことをしているわけではないですが……

逆に主人公勢力が圧倒的に強いので、世界相手に無双するぜ!っていうのが好きなら、

面白いと思います

 

 

 

ディープラーニング(やさしく知りたい先端科学シリーズ2)を読んだ感想

ディープラーニング (やさしく知りたい先端科学シリーズ2)

ディープラーニング (やさしく知りたい先端科学シリーズ2)

 

 なにか技術書読みたいな、と思って探してて目に入ったのがこの一冊

ディープラーニングって聞いたことはあったけど、具体的な内容は知らなかったので、とりあえず買って読んでみるか、ということで読んでみました

内容としては、

の4つのチャプターに分かれて、それぞれ解説してありました

 

ディープラーニングとか機械学習とかの本って他にもあったんですが、

他のやつだとPhyonを使ってやる!みたいな感じになってたのでちょっと避けました

何やらそれ用のライブラリーがあるそうで、多分それを使った機械学習なりディープラーニングのやり方の説明が書いてあるんじゃないかと思うんですが

とりあえず機械学習やらディープラーニングやらがどういう処理を行っているのかを知りたかったので、こっちの本にしました

で、読んだ感想なんですが……

難しすぎてさっぱりわからんorz

残念ながら私の頭の出来ではちょっと理解できなかったです、はい

機械学習の方は統計とか只今勉強中なのでまだついていけたし、

自然言語処理に関しては昔ちょっと触ってたことがあるのでまだなんとかなったんですが、ディープラーニングの話に入ると正直まったくわからなかったです……

ちょっとこれに関して理解しようと思ったら、もうちょっと数式見ても頭痛くならないように努力するところから始めないと駄目でしたね

 

AIアプリケーションの開発方法や、AI技術とビジネスに関しては、

どっちも利用するつもり無かったので目を通すだけでしたが、

これを読んだら開発ができる!とかビジネスに利用できる!っていうのとは違って、

こんな風になってますよ、っていう説明みたいなものでした

読み物としてはこの辺は結構興味深くて面白かったです

これからもし開発やら利用するようになったさい、触りだけでも知っておけるといろいろ違うかと思うので、興味があるなら読んでみてもいいんじゃないかなと思います

ヴァンパイア十字界7-9巻を読んだ感想

 

 

全9巻なので、これで話は終わりです

とりあえず感想を端的に述べると最高です

1000年前の真実が明かされ、物語の伏線が一気に回収されて行きます

そこのネタ晴らしをしてしまうと、ほんとにもう台無しになってしまうので、

これに関してはもう何も言えないです

人間側の陣営である森島が、知らなければよかったと思ってしまう真実とは、

ストラウスたちは宇宙人を倒せるのか、

そしてストラウスと、ブラックスワンの決着は……

これがちゃんと全部片づけられます

1から6巻までに積もり積もったものが、全部回収されていく流れは、

もう7巻から読むのが止まらないこと請け合いです

なので読みましょう!

少なくとも虚構推理と絶園のテンペストが面白いと思えるなら、

これは絶対に面白いです!

というか個人的には、ヴァンパイア十字界絶園のテンペスト、虚構推理を比較すると、一枚落ちてしまうと思うぐらいです

ただ終わり方に関しては好き嫌いあると思うので、そこに関してはよくなかったと思う人はいるような気がします

勧めるうえで中身に触れられないのが残念ですが、

ここをネタバレしてしまうと、推理小説の犯人どころか、動機からトリックまで教えてるようなものになってしまうので……

城平さんの原作作品を一つでも読んで面白い!と思ったらなら、こちらもお勧めします!

 

虚構推理(9) (講談社コミックス月刊マガジン)

虚構推理(9) (講談社コミックス月刊マガジン)

 

 

城平さんの漫画原作の作品といえば、

多分一番有名なのがアニメ化した絶園のテンペストなんじゃないかと思うんですが、

その前にガンガンで連載してたスパイラルとこのヴァンパイア十字界は、

名作なのに知名度があんまりなのが残念

スパイラルはまだアニメ化されてるだけ、まとめとかでたまに名前を見かけたりしますが、ヴァンパイア十字界は全然見かけないんですよね

でもこれだけ面白いんだから一度読んでみてよ!と言いたくて記事にしたわけです

 もし少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ読んでいただきたい

きっと損はしないはずです

 

あ、ちなみに例に出してないですが私が知ってる限りあと一つ城平さんの原作漫画がありまして

 

 天賀井さんは案外ふつうという漫画があるんですが

これも面白かったのは面白かったんですが、

4巻と割と短いので、伏線回収のカタルシスは、ほかの作品ほど感じられないかなといったところです

逆に4巻だけなので、まあちょっと読んでみようかな、っていうならちょうどいいボリュームかもしれないですね

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、実際にこの作品を読んだのはかなり前なのですが、

最近読み直したので改めてこうして感想を投稿したわけです

なので何かというと、

めっちゃ感想語りたい!

読んでない人にネタバレするのはもうもったいなすぎるので、

ここを読み飛ばしてくれてると願って、書き連ねますが

ストラウスが眷属のために千年間戦い続け、

ブラックスワンの正体は実はステラだったということを知った後のレティシア

「何だよ……ストラウスが何をしたんだっ! 何も悪いことしてないじゃないかっ!

 ストラウスは立派な将軍だったんだろ!? お様だったんだろ!?

 ずっとみんなのために苦しんだろ!? もっと悪いやつがいっぱいいるだろ!?

 なのにこんなのってないよ! あんまりだよおっ!」

このセリフがね……ほんともう、泣ける

まあ実際ストラウスは人間もダムピールも殺してるわけで、

何も悪いことしてないとまで言い切るのはちょっとあれですが……

だからと言ってここまでひどい目に合う必要があるのか?!って言いたくなるレティシアの気持ちはめっちゃよくわかります

 

そのあと、ストラウスを追いかけた後の蓮火との問答もよくて、

1巻の1話で蓮火が守れなかったブラックスワンの小松原ユキを失い、

50年もの間どうしていいかわからず不毛に剣を振ってはい回るしかできなかった蓮火は見苦しい、しかしそれは小松原ユキを本当に思っているからこそであり、ストラウスが平静を保てているほうがおかしいのではないか

本当に思っているならこんな状況に耐えられず狂い死んでいるんじゃないのか? そもそも自分に心などあるのか? 心らしきものは少しばかり出来のいいプログラムが作っている幻に過ぎないのかもしれない、そんなおぞましい疑問を抱かずに済むなら耐えられないほうがいい

そういった後の蓮火の絶望したような顔がやばい

序盤からもうストラウスを殺すことばっかり考えて行動して暴走していた蓮火が、動けなくなるとかどんだけ……

完璧超人な主人公なら探せばいくらでもいそうですが、こんな思いもの背負ってる主人公はそういないんじゃないでしょうか

 

この作品主人公がすでに完成しきっているので一切成長要素がないわけですが、

それを補って成長したのは、案外蓮火なんじゃないのかと

戦闘力的な意味じゃなくて、精神的な意味ですが

最後まで蓮火が赤バラを許すことは当然ながらなかったわけですが、

初期の暴走状態してて、赤バラを殺すことしか考えてなかったのに、

最終決戦前には悩んでいるブラックスワンに対して言葉をかけ、

霊剣を渡してストラウスに勝ち目がある状況があれば、何も考えることなく全力で戦えるだろうと背中を押し、

最後にストラウスの死後、ブリジットがストラウスの罪が許されたといったのに対して、

「そうじゃねぇ、あいつは……あいつはようやく自分を許せたんだ」

と言って去っていく……

最終巻手前まではトラブルメーカー的な意味で目立っていましたが、

最終巻の蓮火はほんと成長したなあ……って思えましたね

 

最終的にストラウスはブラックスワンに倒されてしまうわけですが、

最後の最後でステラとの出会いの回想から、

「そうだなステラ……私はよくやったな…ならば、これでよしとしようか……」

このセリフからの黒鳥が消える、つまりストラウスが死んだことを示唆するシーン

ここだけでも落涙ものですが、

最後の

ローズレッドストラウス…最後のヴァンパイア王は確かに多くの人を殺した

大切なものを守れなかった罪深き王であろう

けどあの人は多くの人を救った 守るべきものを守り抜いた

この地球でさえ守ってみせたのだ

そのことを知る者たちよ

できるなら最後の王のために祈ってくれ

その魂に—―いと高き月の恩寵があるように

いやこんなん泣くわっ!!

ブラックスワンもなんとかなって、ストラウスも生き残って、

もう一度眷属の王に戻りました、みたいなハッピーエンドのほうがいい!っていう人はいそうですし、私自身ハッピーエンドのほうが好きですが、

こんな終わり方されてしまうと、もうこれ以外のものを望めないですね……

というわけで、ヴァンパイア十字界の感想でした

ヴァンパイア十字界4-6巻を読んだ感想

 

3巻の最後で明確になった第3の敵、宇宙人

いがみ合う関係にあったストラウス、ダムピール、ブラックスワンが手を取り合って宇宙人を倒すために、戦うことに

しかしそうはいっても、文字通り手を取り合えるはずもなく、

それぞれの思惑を内に抱えながら、物語は進んでいきます

 

4,5,6巻では、宇宙人相手に戦うための準備がメインの話になるわけですが、

それと並行して1000年前の出来事に関しても振り返ることになります

ストラウスがブリジットやアーデルハイトとともに過ごした日々

本編が殺伐としている関係なだけに、日常回というか、

ストラウスが穏やかに過ごしている日々が描写されるのがよかったです

 

そして、ストラウスの最愛の恋人ステラの登場

ブリジットやアーデルハイトからは、何の変哲もない村娘とみられ、

登場時はおっとりしたかわいい子だなあ、ぐらいにしか思ってなかったんですが、

ストラウスの会話のシーンで、

ストラウスは誰よりも大きくて強いから、国やそこに住む民のために大きな思いを持てるといいます

隠れて聞いていたブリジットは、やきもちを焼きながら、それで気の利いたことを言ったつもりか、と陰で思ってるわけですが、その次のシーンで

「でもまあ、私は……それってちょっとつらそうに思えて、なぜかストラウスが疲れてるように見えたんですよね」

ストラウスは何でもできる神様みたいな存在だから、誰もストラウスに対して、心配したり幸福を願ったりしない

誰にも幸せを願われない人は本当に幸せなのか、みんなの幸せを願うばかりで誰からも願われないって、どんなに強くても大変じゃないのか

「だから私は、ストラウスの幸せを願うだけの人になろうかな、と」

「願うことだけは、私がどこにいてもどうなってもできることですから」

「私が死んでも魂はいつもストラウスの幸せを」

「どうかストラウスにはずっといい月がありますようにって」

このセリフと流れに、読んでてハッとなったわけですよ

なんせ作中ではステラが言ってるようにストラウスは完璧超人なんで、

置かれている状況とかもまあ何とかするんだろうと思えるぐらい凄いわけですよ

今までの超人ぶりが、このステラのセリフのためにあったんじゃないかってぐらいです

それを聞いてたブリジットが、

「ステラめ、お前は美しいな。私たちに比べて確かにお前は美しい」

って、完全に敗北宣言ですよ

回想から戻った後も、

「その娘だけが当たり前のように願っていたんだ。当時神の如く見えたローズレッド・ストラウスという人の幸せを」

「そのなんと馬鹿げていて、ストラウスには何より必要なことだったろうかな」

っていうセリフもかなり良かったです

 

とまあこんな感じで、ストラウスとブリジットとアーデルハイトに関してかなり掘り下げた話がでてくる巻です

4-6巻の間で戦力図というか、宇宙人、ダムピール、人間、ストラウスの立ち位置的なものはほぼ変わらない状態です

ここに関しては過去話がメインで、問題解決は次からといった感じですね

 

 

虚構推理(9) (講談社コミックス月刊マガジン)

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ヴァンパイア十字界1-3巻を読んだ感想

今回読んだのはヴァンナパイア十字界の1-3巻です

前に感想を書いた虚構推理の原作者の城平京さんが、原作やってる漫画です

meinashi-read-book.hatenablog.com

 

1、2巻では主人公であるストラウスが、

敵対するダムピールや、天敵であるブラックスワンと戦ってる話なのですが、

戦闘描写があるのはほぼここだけで、作品のジャンルはバトルものじゃないです

1、2巻の戦闘描写では、

ストラウスの戦闘力および知略がトンデモスペックであることと、

そのストラウスに対してブラックスワンは圧倒的優位に立てること、

しかしブラックスワンはダムピールに勝てず、ダムピールはストラウスに勝てないことを印象付けるためにあるかな、といった感じです

なので、最初のほうは技名を叫びながら戦っていたストラウスも、

後になると何も言わずに攻撃してます、はい

 

物語の設定としては、1000年前に存在した夜の国の王であったストラウスが、

かつて世界を滅ぼしかけた自分の妃を取り戻すために戦い、

ダムピールとブラックスワンはそれを止めるためにストラウスと戦っている

という話です

 

2巻の終わりにまた別の勢力が現れることになるのですが、

そこからは直接的な戦いではなく、政治的な戦いへというか、

暴力だけで解決できない問題に対して、

それぞれの陣営が目的を達成するために動いていく、みたいな形の話になっていきます

 

バトル物を期待して読み始めると肩透かしを食らうかと思いますが、

虚構推理や、絶園のテンペストを面白いと思う人なら、間違いなく楽しめると思います

 

 

虚構推理(9) (講談社コミックス月刊マガジン)

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堅牢なスマートコントラクト開発のためのブロックチェーン技術入門を読んだ感想

 

イーサリアムを使ったアプリにこんなのがあるのを発見したのですが

bitdays.jp

 

ゲーム自体はプレイしてないので詳しくはわからないのですが、

イーサリアムを使ってモンスターを購入したり、売ったりできるみたいです

まあこのゲームを紹介したかったわけではなく、

仮想通貨のイーサリアムを使って、売買を行うゲームないしアプリが作れるんだ!?

ってことを知ったわけですよ

 

なので、その辺の勉強もかねて今回の堅牢なスマートコントラクト開発のためのブロックチェーン技術入門という本を読んでみたわけです

 

前半部分はプログラムの話ではなく、

ブロックチェーンというか仮想通貨の仕組みの話がメインで、

ビットコインがどういう風に管理されているかとか、

マイニングの仕組みについてとかについて書いてあります、

あくまでイーサリアムを扱うプログラムに関してだけ知りたいのであれば無視してもいいですが、扱うものが仮想とはいえ通貨なので、セキュリティ周りはかなり気にしないといけないのもあるでしょうし、目を通しておいた方がいいかなと思いました

 

肝心のプログラム部分に関してですが、

開発環境の構築と、サンプルプログラムがいくつか用意されているので、

これを読んでプログラム開発を始めよう!と思えばできると思います

 

とはいえそれはある程度のプログラムの知識が前提にあっての話なので、

プログラミングを一度もしたことない人が、この本を読んでアプリを作ることはまあ不可能かと

ブロックチェーンの技術入門であって、プログラムの技術入門の本ではないので、

それは念頭に置いておいた方がいいと思います

前半のブロックチェーンについての説明部分に関してはプログラムの知識はいらないので、そちらをメインに勉強したい場合は結構わかりやすく書いてあると思います

ただまあ、それがこの本のメインではないので、もっと他に適切な本があるかもしれませんが……

 

しばらくはイーサリアムのアプリを作る機会はないでしょうが、

実際に作ることになれば手元に置いて作業をしたい一冊ですね

 

 

 

ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術

ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術

 
ブロックチェーン・プログラミング 仮想通貨入門 (KS情報科学専門書)

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寄宿学校のジュリエット7-10巻を読んだ感想

 

 

寄宿学校のジュリエット既刊全部読み終わりました

 

蓮季との一件でジュリエットが積極的になったり、

文化祭でサイベル先輩にようやく焦点があたったり、

ジュリ男と丸流が友だちになったりと、

いろいろ見どころがあってニヤニヤしつつ笑いつつ読んでたわけですが、

結構話が動いたような、でも実はそうでもないような感がありますね

 

文化祭の話では、ジュリエットが過去に黒犬と白猫で恋仲になった二人がいたけど、

バレた後に学園を追い出されてしまったという話を聞かされ、

実はそれがペルシアの父親と犬塚の母親だったという展開

普段は二人の身分の差というか出身国の差がだいぶコメディでごまかされてますが、

背景はやっぱり結構重いですね……

とはいえそういう話が動く展開は結構好きなんですが

 

個人的に一番良かったのは藍瑠の話ですね

ジュリ男を連れて帰省した犬塚

予想外に早く帰ってきた藍瑠の目をごまかすために稽古をするわけですが

藍瑠の初回登場時にはビビってた犬塚が真っ向から打ち合って、

「いつまでも犬塚家の恥さらしじゃねぇぞ!!」

発言の後に嬉しそうに笑うのがもうね、最高です!

おお、兄妹仲結構いい感じだなあ……とか思ってたら、

まさかのペルシア身バレ

からの犬塚とペルシアへの別れろ命令

そこからの兄弟喧嘩の流れ……

最高でしたね!

藍瑠の背負ってたものとかいろいろ明かされるし、

藍瑠の言っていることもわかるし、というか普通だし、

露壬雄の言ってることのほうが無茶苦茶というか夢見がちというかただの願望というか、現実的じゃないわけですよ

それでも最期には認めてくれるとまではいかなくても、

ペルシアと露壬雄を無理に別れさせようともしなかったっていうの一歩前進って感じがしてよかったです

 

露壬雄と藍瑠の兄弟喧嘩は割と重要なポイントだと思うから、

話の終盤までないんじゃないかなあと思ったけど、結構早かったですね

喧嘩自体も熱かったし、何より最後にこれまで藍瑠が家や露壬雄を待ってきてくれたことに対して、露壬雄が

「今まで……ありがとう……」

っていうシーンが今までで一番良かったです

 

10巻の内容に関しては監督生の選挙?っぽいものの下準備がほとんどだったので、

しばらくは大きく動かないのかな?って感じですね

露壬雄がどうやって生徒の票を集めるのかなあっていうのが気になるところ、

搦め手とか、マニフェストで、とかはまあ無理でしょうし、

ケンカ相手がいなくなるのはつまらない的な演説でもするのかなあ

既刊全部買ってしまったので、しばらくは続きが読めないのが残念

しかし楽しみが一つ増えてよかったというところですね

 

寄宿学校のジュリエット4-6巻読んだ感想

 

 

3巻が犬塚が完全にアニキにやられた後、

なんかもうこれで終わり感をペルシアが出してたからもう先が気になって気になって仕方なかった状態で終わってしまってたので、買ってきて速攻読み終えました

 

基本コメディ分のほうが多めですが、3巻のアニキ登場から続く話は、

4巻の半分ぐらいまで続いてコメディを含みつつのシリアス路線って感じでしたね

最終的な決着がやや強引かなとは思いましたが、

最終的に丸く収まったのでとりあえずいい感じにまとめられてるなあって感じです

 

コメディ部分に関してはもう割とキレッキレでしたね

三馬鹿の丸流くんのツンデレっぷりが最高です

3巻の祭りの件といい、今回のパイ投げのときといい、

丸流が残りの二馬鹿と絡む時に発揮するツンデレ力が半端ない

いい味出してるキャラで、今後が楽しみです

 

しかし犬塚兄の方もいいキャラしてますが、

犬塚に対するスタンスはどうなってるのやら

ただ単に厳しいだけなのか、何かしら狙いがあるのか

犬塚がかかわらないシーンだと結構面白いキャラですね

子供が投げた紙飛行機をパワーアップさせて返したり、

丸流の目潰しガムをそのまま食べた後、

「ガムは紙に包んで捨てなさい!」

叱るとこそこーーーー!?

の下りとか

 

ずっとコメディ調ですが、

国同士の問題的なのはあんまりでてこないものの、

犬塚とペルシアが普通に付き合えないっていうのが、

1,2巻見てるだけだと周りにバレると大変、ぐらいに思ってたのが、

3,4巻見てると結構根深い問題っぽいなあ、と思えました

最終的にどう決着を付けるのか……というか実はもうその辺バレてたりするのかな

 

6巻の最期は切羽詰まってる感じではないので、

めっちゃ続きが気になる!というわけでもなかったですが、

蓮季とペルシアがメインになる話っぽいので、そっちも楽しみ

蓮季に関してはかなり最初の方で振られてるけど、

まだずっと犬塚のことを意識したままだし、

ずっと犬塚の味方になって手助けしてくれてるし、

健気すぎて可愛い

それだけに報われることが絶対ないのが切ない……

 

 

寄宿学校のジュリエット コミック 1-6巻セット

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虚構推理9巻を読んだ感想

虚構推理9巻読みました

虚構推理(9) (講談社コミックス月刊マガジン) [ 片瀬 茶柴 ]

価格:475円
(2018/10/17 20:44時点)
感想(0件)

原作城平さんということで、前からずっと読んで虚構推理の最新刊が

発売してたので買ってきて読み終わりました

 

今回の内容は琴子が高校時代の過去編が一つに、

もう一つギロチンの話がありました

 

ギロチンの方の話が長くて本の3分の2ほどあります

今巻で終わる話なので、短編とは言えませんが長編とも言えないですね

中編ぐらい?

 

高校時代の方は流石に殺人事件!?みたいな展開じゃなくて、

日常のちょっとした部分で琴子の推理力が発揮される話で、

スポットがあたってるのはミステリ研の部長が琴子をハメようとして、

逆にはめ返される展開が面白かったです

 

ギロチンの方は最初概要が全くわからない状態から、

少しずつ真に迫っていく過程が面白かったですね

推理モノなんで中身に触れると面白くなくなるのでこのぐらいで

 

鋼人七瀬みたいにボリュームのある話も面白いんですが、

月刊誌なので待つスパンが長いので、

コミックス一巻でエピソードが終わるのも読みやすくて